白髪が多い人はハゲないという噂は本当?薄毛と白髪の関係に迫る!
白髪が多い人はハゲないという噂を一度は耳にしたことがあると思います。
年齢を重ねるごとに白髪が増えていき、ロマンスグレーと呼ばれる白髪混じりの髪型が似合っているカッコいい男性を見かけることもあります。
薄毛が進行している人で白髪が多い人をあまり見かけない気もしますが、本当に白髪が多い人はハゲないのでしょうか?
この記事では、白髪が多い人はハゲないという噂の真相と、白髪と薄毛の関係についてご紹介します。
この記事の目次
白髪になる原因とは
日本人の大多数は黒い髪の毛をしています。
そのため、白髪が生えてくると目立ってしまうのと、老けて見えるという理由で白髪を抜いたり、染めたりする人が多いようです。
髪の毛の色は元々は白いのですが、髪の毛の内部に存在する「メラニン色素」の働きで色がつきます。
メラニン色素は、女性にとっては肌のシミを増やしたり、ガンにも関係すると言われているので悪い印象を持っている人が多いのですが、実は紫外線から細胞を守るという大切な役割を持っています。
特に頭皮は紫外線を浴びやすいため、髪の毛と頭皮の2段重ねで脳を守っています。
この紫外線から細胞を守るメラニン色素ですが、メラノサイトという細胞から作られています。
メラノサイトは毛根に存在しているため、髪の毛が抜けると一緒に抜け落ちます。
若い時はすぐに再生するのですが、加齢によってメラノサイトが再生しにくくなったり、メラノサイトの働きが衰えて髪の毛に色をつけることが出来なくなっていくのです。
このように年齢を重ねることが白髪を増やしていく大きな原因になっているのですが、他にも白髪を増やす原因があります。
加齢以外の白髪が増える原因を6つご紹介します。
過酸化水素
過酸化水素とは、活性酸素の一つでカラダの中で生成されるものです。
活性酸素はカラダを老化させる原因にもなるので、通常は酵素などによって分解されています。
ところが、過酸化水素が過剰に増えてしまったり、加齢によって酵素の働きが弱くなり、カラダの中に蓄積されていくことで、白髪を増やしたり、抜け毛の原因になったりしているのです。
ストレス
ストレスは抜け毛の原因として挙げられることも多いのですが、白髪の原因にもなります。
ストレスを感じると血管が収縮するため、血行が悪くなり、必要な栄養素や酸素が毛母細胞やメラノサイトに行き届かなくなるので、十分な活動が出来なくなり、白髪になったり、抜け毛を増やすのです。
ただ、ストレスは感じるとすぐ白髪になったり、抜け毛が増えるのかと言えば、そういうわけではなく、ストレス解消をせずに蓄積していくことで症状が現れます。
遺伝
AGAは遺伝すると言われていますが、白髪も遺伝します。
父方か母方の家系に白髪の人が多ければ、白髪になりやすいようです。
睡眠不足
仕事が忙しかったり、自分の時間に没頭すると睡眠時間が短くなりがちです。
睡眠不足が日常化してしまうと、副交感神経の働きが低下してしまい、メラノサイトの働きも低下することにつながるので、メラニン色素が十分に生成されず白髪が増えてしまいます。
栄養不足
メラノサイトがメラニン色素を生成するためには、アミノ酸やビタミン類、亜鉛などの栄養素が必要になります。
偏った食生活を送っていたり、添加物が多いインスタント食品などを中心に食べていたり、野菜や果物などの量が少なかったりすると白髪が増えてしまいます。
病気
白髪の原因が病気というイメージはあまりないかもしれません。
胃腸疾患や貧血、甲状腺の機能低下や疾患によって白髪になるようです。
動悸や息切れ、眠れない、慢性的なだるさや疲れやすさを感じるようであれば、一度医療機関で診察を受けてみることをオススメします。
白髪が多い人はハゲないと言われる理由
白髪が多い人はハゲないと言われる理由は、年を取ってもわりと髪の毛が多い人は白髪混じりだからのようです。
周りを見回してみても、おじいちゃんと言われる年齢の人達は白髪かハゲかの2択が多いので、見た目の印象から、白髪が多い人はハゲないという噂が出ていると言えます。
白髪が多い人は本当にハゲないのか
では、白髪が多い人は本当にハゲないのでしょうか?
結論から言うと、白髪が多くてもハゲる人はハゲます。
それは、白髪になる原因と薄毛になる原因には共通するものが多いからです。
このサイトでも紹介していますが、活性酸素やストレス、遺伝、睡眠不足、栄養不足は抜け毛を増やし、薄毛を進行させる大きな原因になっています。
白髪が増えるメカニズムは、白髪を増やす原因によってメラニン色素を生成するメラノサイトの働きが低下することによるものでした。
薄毛が進行するメカニズムは、薄毛が進行する原因によって髪の毛を増やしたり成長させたりする毛乳頭細胞や毛母細胞の働きが低下することによるものです。
つまり、白髪か薄毛のどちらか一方ではなく、白髪も薄毛も同時に発症する場合もあるということなのです。
白髪染めを自宅でやるとハゲる?
白髪が増えてくると見た目を気にして、白髪染めを自宅でやっている人も多いことでしょう。
実はドラッグストアなどで手軽に入手できる白髪染めには、白髪を増やすばかりか薄毛を進行させる可能性がある過酸化水素が含まれているものがあるのです。
髪の毛を染める前に色にバラツキがあるのに、染めると均一に染まっている白髪染めは見た目がキレイになるので使い勝手がいいのは事実です。
しかし、バラツキのある色を均一にするために過酸化水素で髪の毛を脱色すると同時に、染料を酸化させて髪の毛を染めているのです。
頭皮につかないように上手に使えればいいのですが、自分でやると頭皮についてしまうことも多いと思います。
過酸化水素は刺激が強い漂白剤ですので、頭皮がダメージを受けて抜け毛を増やす原因になる可能性があります。
白髪を染めたい場合は、美容室などのプロにお任せするのとともに、過酸化水素が使われていないカラーリング剤を使ってもらうようにしましょう。
まとめ
白髪が多い人はハゲないという噂の真実と、白髪と薄毛の関係をご紹介しました。
管理人は20代の時から白髪が増えだし、父方はハゲがいなかったので安心していたのですが、30代を過ぎた頃から頭皮が見え始め焦りました。
思い返してみれば、生活習慣や食生活が乱れていたのと、頻繁に髪の毛を染めていたこと、仕事のストレスなどが関係していたようです。
今は、生活習慣と食生活を見直し、白髪混じりでも染めることなく、ストレスも定期的に解消し、頭皮マッサージをすることで頭皮が見えなくなるまでに回復しました。
あなたが白髪が多いのに髪の毛が少なくなってきたと気になっているのなら、白髪染めをやめ、生活習慣と食生活を見直してみてください。