要注意!薄毛の原因にもなる頭皮を乾燥させる6つの悪習慣
抜け毛や薄毛が気になっているなら、頭皮が乾燥していないかどうかチェックしてみましょう。
もし頭皮が乾燥しているなら、フケ、頭皮のかゆみ、抜け毛が増えているはず。
普段あまり意識しない頭皮の乾燥は、抜け毛や薄毛に大きな影響を与えているのです。
そんな頭皮の乾燥の薄毛に関する影響や、頭皮を乾燥させる6つの悪習慣をご紹介します。
この記事の目次
頭皮が乾燥することによる悪影響
頭皮が乾燥することで引き起こされる影響には、フケとかゆみがあります。
頭皮も皮膚の一部ですので、肌が乾燥するとかゆくなったり、乾燥した肌がポロポロ落ちるのと同じ症状が出ます。
健康な頭皮は、新陳代謝が滞りなく行なわれますので表皮細胞が一定期間で入れ替わります。
この健康なサイクルのときは、古くなった細胞は垢などのタンパク質汚れとして自然と洗い流されていきます。
しかし、新陳代謝のサイクルが乱れた頭皮では、新しい細胞と入れ替わることなく表皮細胞が塊のまま剥がれ落ちてしまいますので、フケとして目につくことになります。
また、健康な頭皮は皮脂と角質層によって守られていますが、乾燥した頭皮は皮脂も少なく角質層がダメージを受けやすくなり、頭皮を守るバリア機能が失われやすくなります。
バリア機能を失った頭皮は、外部からの刺激を受けやすくなり、炎症を起こしやすくなるため、頭皮のかゆみが起こります。
さらに、頭皮がバリア機能を失うと雑菌やウイルスが繁殖しやすくなりますので、頭皮の環境が悪化してしまいますし、頭皮の乾燥が進むと頭皮が硬くなってしまいます。
硬くなった頭皮は血行が悪くなりますので、毛根に酸素と栄養素が行き渡りにくくもなります。
こうした頭皮の乾燥による頭皮環境の悪化や血行不良は、抜け毛を増やし薄毛を進行させる原因にもなってしまいます。
頭皮を乾燥させる6つの悪習慣
抜け毛や薄毛が気になる時に頭皮の乾燥は避けるべきものです。
頭皮の乾燥の原因になっている見直した方がいい6つの悪習慣をここからご紹介します。
頭皮や毛髪の洗い方
毛髪や頭皮はシャンプーで念入りに洗う人も多いのではないでしょうか。
もしかすると、朝と夜の2回シャンプーする人もいるかもしれません。
しかし、毛髪や頭皮は洗いすぎると頭皮を守る皮脂まで一緒に洗い流されてしまう上に、角質層にある細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)までも洗い流してしまい、頭皮の乾燥につながります。
熱いシャワーが好きだという人も多いかもしれませんが、40度以上のシャワーは皮脂を洗い流す洗浄力を持っていますので、洗いすぎの原因になっています。
まずは、回数を1日1回にし、使っているシャンプーの見直しとシャワーの温度を40度以下にするところから頭皮の乾燥を防ぎましょう。
使っているシャンプーが洗浄力の強いものであれば、アミノ酸系のシャンプーに変えた方がいいでしょう。
必要な皮脂は残した上で、余計な皮脂や汚れを落としてくれます。
シャンプーを使わない、湯シャンや塩シャンなども頭皮の洗いすぎにはおすすめです。
シャンプーやお湯の温度以外にも、洗い方に注意が必要です。
力を入れてゴシゴシ洗ったり、爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてしまい、バリア機能が正常に働かなくなってしまいます。
頭皮は他の皮膚よりも薄く繊細で傷つきやすいので、やさしく指の腹を使ってマッサージするように頭皮を洗いましょう。
すすぐときは、念入りに時間をかけてシャンプーを落としましょう。
ドライヤーの使い方
お風呂あがりにドライヤーを使う人も多いと思います。
しかし、シャンプー後の頭皮は皮脂も少なくなっていて角質層から水分が奪われやすい状態です。
そんな時にドライヤーの熱風を長時間髪や頭皮に当て続けるのは、頭皮をかなり乾燥させてしまいます。
しっかりタオルで水分を吸い取った後に出来るだけ短時間で乾かすか、潤いを保つ専用のスカルプドライヤーを使うと頭皮の乾燥を防げます。
頭皮の日焼け
紫外線対策や日焼け対策は女性がするものと思って、外出するときに無防備に外に出てしまう人は多いと思います。
しかし、頭皮の紫外線対策は頭皮の乾燥を防ぐためにも、抜け毛、薄毛を防ぐためにも必須だということを知っていますか?
頭皮は紫外線を浴び続けることで、光老化を起こします。
光老化とは、紫外線が肌の奥まで入り込み、徐々に細胞を破壊していき、実年齢に関係なく細胞を老化させるというテレビCMでも紹介される老化現象です。
頭皮が老化すると、潤いをなくして乾燥してしまいますし、血行も悪くなり抜け毛も増え、薄毛が進行します。
今はまだ髪があるから大丈夫と思う人もいるかもしれませんが、紫外線は髪があってもなくても頭皮に届きます。
外出するたびに頭皮は紫外線にさらされ、日々光老化をしているということなんです。
実は、頭皮は太陽の方を向いているので他の肌の3倍もの紫外線を浴びていますので、カラダの中で一番光老化が起きやすい場所でもあります。
なので、頭皮を老化させず、乾燥を防ぎ、抜け毛、薄毛を防ぐためにも頭皮の紫外線対策が大切です。
平日はスプレータイプのUVケア商品を頭皮に振りかけ、休みの日は帽子を着用するなどして、頭皮を紫外線から守りましょう。
睡眠不足
仕事が忙しく、睡眠不足になりがちな人は多いかもしれません。
睡眠不足は血行不良を引き起こしたり、肌の新陳代謝のサイクルを乱します。
血行不良になると、血液が運んでいた潤いが足りなくなり頭皮が乾燥することで、新陳代謝のサイクルが乱れ、表皮細胞が塊のまま剥がれてフケになったり、バリア機能を失って頭皮がかゆくなったりします。
また、頭皮も硬くなりますので、さらに血行が悪くなって、頭皮を乾燥させて、新陳代謝のサイクルが乱れてと悪循環が起こってしまいます。
こうした悪循環を断ち切るためにも、しっかりと睡眠をとることが大切です。
しっかり睡眠をとれない場合は、血行を良くするために頭皮マッサージや、カラダのストレッチ、肩コリや首のコリなどをほぐしてもらうといいでしょう。
ジョギングやウォーキングといった運動をすることも、血行を良くします。
エアコン
夏場や冬場に大活躍してくれるエアコン。
空気を乾燥させることはよく知られていますが、その影響が頭皮にも及びます。
空気が乾燥するので肌が乾燥すると思いがちですが、それ以上に深刻なのが室内と室外の温度差。
- 夏は室外で汗をかき、室内で冷やされます。
- 冬は室内で汗をかき、室外で冷やされます。
汗をかくと肌から水分が流れ出ます。
流れでた水分は補給されることなく、また汗をかいて水分を流れ出させますので乾燥が進みます。
夏場は皮脂も大量に出ますので乾燥しているように思えないかもしれませんが、皮脂の下の肌は乾燥していてインナードライ肌と呼ばれています。
エアコンの風は冷房も暖房も乾燥していますので、さらに頭皮や肌を乾燥させないように直接当たらないようにしましょう。
皮膚にいい湿度は60%程度なので、加湿器を使えることが望ましいのですが、オフィスなど難しい場合はこまめに水分補給をしましょう。
また、汗をかいたらすぐにタオルやハンカチなどで拭き取るようにしてください。
汗が乾くときも気化する作用で肌の水分を奪っています。
食生活
バランスの悪い食事や脂が多い食事も頭皮を乾燥させる原因になります。
肉中心だったり、コンビニ弁当だったり、揚げ物中心だったりすると、毛髪や頭皮を健康に保つビタミン類が不足しがちです。
また、食事をする時間が不規則だと新陳代謝のサイクルが乱れやすくなります。
ビタミン不足と不規則な食事時間で新陳代謝のサイクルが乱れると、角質層にある細胞間脂質(セラミドなど)やNMF(天然保湿因子)が壊れたり不足したりして頭皮の水分保持力が低下し、頭皮の乾燥につながります。
レバー、うなぎ、緑黄色野菜などに多く含まれるビタミンAは、頭皮の新陳代謝のサイクルを正常に戻します。
レバー、大豆、乳製品、卵、バナナ、キャベツなどに多く含まれるビタミンB群は、頭皮の新陳代謝を促進します。
パプリカ、レモン、キウイ、カリフラワーなどに多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成を補助し、頭皮や血管を健康にします。
バランスのいい食事は、頭皮を健康にし乾燥を防いでくれます。
まとめ
仕事をしていると、そうなってしまいがちな頭皮を乾燥させる6つの悪習慣だったのではないでしょうか。
しかし、頭皮が乾燥することで、フケやかゆみ、抜け毛が増えることは確かです。
抜け毛を減らし、薄毛を予防するためにも頭皮の状態を健康に保つことは、とても大切です。
知らず知らずのうちに頭皮を乾燥させる習慣をし続けていることが多いので、これを機会に頭皮を乾燥させる習慣を見直しみてはいかがでしょうか。