水素水が薄毛を救う?本物の水素水は健康にも薄毛にも高い効果を持っていた!
美容と健康に効果が高いとしてモデルを中心に人気が高まっていった水素水。
その水素水に育毛効果もあることがわかってきました。
ところが、水素水は味や匂い、色などに変化がないため、まがい物も多く摂取しても効果を感じられない場合も多いようです。
この記事では、ちゃんとした水素水の簡単な見分け方と水素水の持つ育毛効果についてご紹介します。
この記事の目次
本物の水素水とは
水素水とは、水の中に一定以上の濃度の水素が含まれたものを言いますが、水素の分子がとても小さいためガラスと密閉されたパック以外の容器では、水素が抜けてしまうという特徴があります。
水素水という商品名でも、ペットボトルに入ったものは水素が抜けてしまったただの水というものがほとんどだったり、水素を少しだけ足した効果がないような商品も販売されていることがあるようです。
そのため、分子状水素医学シンポジウムでは0.08ppm以上の水素を含んだものを水素水と呼ぶという最低基準を設けました。
ただ、水に水素を含ませる工程で0.08ppm以上の基準を満たしていても、容器がガラスまたは密閉されたパック以外では水素が抜けてしまうので、購入するときは容器を基準にするといいでしょう。
その他に水素水を選ぶ時の基準としては、水素水の濃度が1.57ppm以上のものを選ぶといいでしょう。
容器がガラスや密閉してあるパックでも、蓋を開けた瞬間に1.57ppm以上の水素は逃げてしまうと言われていますし、どうしても時間の経過とともに水素が抜けてしまうので、限界濃度と言われている1.57ppmを目安に選ぶと間違いはありません。
もし濃度を記載していない水素水を見かけたら、本当に水素が入っているかどうかわかりませんので、購入するのは止めましょう。
ちなみに、水素は厚生労働省が認可している食品添加物になりますので、カラダに害があるとか副作用があるという心配はありません。
水素水で改善される薄毛の原因とは
薄毛の原因は様々なものが考えられますが、水素水で改善される薄毛の原因は「活性酸素」です。
活性酸素は呼吸をしていると、吸い込んだ酸素の量の2%~3%程度が活性酸素になって、カラダの中に侵入したウイルスや細菌を退治してくれる大切な働きを持っています。
ところが、喫煙や紫外線、生活習慣などで過剰に増えてしまった活性酸素は、健康な細胞まで攻撃してしまうことで細胞を酸化させることで、細胞が老化してしまうのです。
髪の毛を生成したり、成長させたりする毛乳頭細胞も、過剰に増えた活性酸素の影響を受けますので、老化した毛乳頭細胞が増えると、髪の毛が成長の途中で抜けてしまったり、新しく生えて来なくなったりして、薄毛が進行するのです。
ドロドロの血液が薄毛を加速させる
活性酸素が毛乳頭細胞を老化させることで、薄毛を進行させるとお伝えしましたが、活性酸素はもうひとつ抜け毛の大きな原因のひとつであるドロドロの血液を作り出す原因でもあります。
活性酸素が過剰に増えてしまうと血液が酸性に傾いてしまい、血液中の悪玉コレステロール(低比重リボタンパク)と結びついて過酸化脂質(超低比重リボタンパク)になってしまいます。
過酸化脂質が増えると血液はドロドロになるばかりか、過酸化脂質は血管内に付着しやすく、血管を狭くして血流を悪くしたり、血管の細胞を傷つけやすくなって血栓を作ったりします。
血液がドロドロになると、毛細血管が細すぎて血液が流れなくなり、血行が悪くなるのです。
他にも運動不足による基礎代謝の低下や、お菓子などの甘いものを食べ過ぎたり、油っこい食事をよく食べたりすることでも、血液がドロドロになって血行が悪くなります。
頭皮にある毛乳頭細胞は、毛細血管とつながっていて髪の毛を成長させたり、生成したりしますので、血液がドロドロで血行不良になると、毛乳頭細胞に血液が行き届かなくなり、髪の毛が生成されたり、成長したりするための栄養素や酸素が不足して薄毛が進行してしまうのです。
水素水の育毛効果
水素水が持っている健康効果として、活性酸素を退治する高い抗酸化作用が挙げられます。
過剰に増えすぎた活性酸素がカラダを酸化させたり、血液をドロドロにするとお伝えしましたが、この過剰に増えすぎてカラダに悪影響をあたえる活性酸素を「悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル)」と呼びます。
水素水は、この悪玉活性酸素だけを選んで結合し、悪玉活性酸素と水素水が水に変換されてカラダの外に排出されるという高い抗酸化作用を持つという特徴があります。
水素の効果は、2007年に日本医科大学大学院 細胞生物学の太田成男教授らがアメリカの科学雑誌「Nature Medicine」に発表した論文で知ることが出来ます。
強い酸化力でタンパク質や遺伝子の本体であるDNAなどにダメージを与え、がんや多くの生活習慣病を引き起こすとされる活性酸素を、水素ガスで効率的に除去できることを動物実験で突き止めた。
水素をとけこませた水の影響を培養細胞で調べたところ、酸化力が強くて体に有害な「ヒドロキシルラジカル」という活性酸素を除去できることがわかった。出典:なるほど元気倶楽部
また、2009年に九州大学の野田百美准教授と中別府雄作教授、パナソニック電工の研究グループが発表したプレスリリースでも水素水における活性酸素の除去効果が認められたそうです。
水素を含んだ水を飲用させたマウスでは、パーキンソン病で見られる黒質ドパミン神経細胞4)の脱落が顕著に抑制されました。
また脱落の原因とされる活性酸素の生成量、および活性酸素による DNAの酸化損傷も抑制されることが明らかになりました。出典:九州大学プレスリリース
水素水によって活性酸素が除去できれば、毛乳頭細胞の老化が予防されたり、血液がドロドロの状態からサラサラの状態に変わったりすることで、抜け毛が減り、薄毛の進行が改善されます。
美容室などで、最近水素水トリートメントや水素水デトックススパなどの水素水を使ったサービスを提供するところが増えて来たことからも、水素水が髪の毛にいい効果があるということなのだと思います。
水素水に効果がないという論文もある
杏林大学保健学部健康教育学研究室の平岡教授らは、2012年に「飲むと健康に良いと宣伝されている諸水製品類の実態の検討」として、水素水の活性酸素除去効果は人に効果があるのかを検証した論文を発表しました。
水素水の活性酸素除去効果を調べる試験は、抗酸化作用があると謳った製品を数点選び、試験管と健常者で行なわれました。
試験管での試験は、抗酸化作用を示す製品と示さない製品があったようですが、健常者が1週間1日500mlを飲み続けても活性酸素の減少は確認されなかったそうです。
こうした結果を受けて、平岡教授は人を対象にした論文でなければ水素水の効果は信用に値しないと思ったほうが無難だと結論付けています。
平岡教授の論文はこちら ⇒ 飲むと健康に良いと宣伝されている諸水製品類の実態の検討
確かに水素水は、テレビなどでも良く紹介されるようになり健康効果を謳った製品がたくさん販売されるようになりましたが、効果がないと言う人も良く見かけます。
2007年に水素水の論文を発表した日本医科大学大学院 細胞生物学の太田成男教授のブログでは、人を対象にした臨床研究も始まっていて英語の論文も19個も発表されたとのことです。
最初の論文から、わずか8年間で人を対象とした臨床研究がこのように次々発表されるのは、異例の速さです。現在、投稿中や論文作成中の論文もあり、今後次々と人に対する臨床試験が発表される予定です。
出典:太田成男のちょっと一言
平岡教授の言うように人と動物では現れる効果が違うと思いますので、太田教授が紹介している人を対象とした論文に基づいた水素水を選ぶと安心ですね。
水素水の効果的な使い方
水素水は飲むことでカラダの中の過剰に増えすぎた悪玉活性酸素を除去する働きを持っていますが、育毛のためには他の使い方も同時に行なうことで効果が倍増します。
それは、水素水を頭皮にかけることです。
水素は分子がとても小さいということをお伝えしましたが、分子が小さいということは浸透力が高いということです。
飲むことでカラダの内側から悪玉活性酸素を除去し、頭皮に直接水素水を浸透させることでダイレクトに毛乳頭細胞にある活性酸素を除去するという、二段構えで活性酸素を除去すれば効果も倍増するということです。
美容院で水素水を使ったサービスが増えてきたことからも、直接頭皮にかけることで髪の毛や頭皮の状態が良くなるという効果を美容師さんもお客さんも感じるということです。
もし、水素水を飲むことと頭皮にかけることのどちらかを選ばなくてはいけないとしたら、直接頭皮に水素水をかけるほうが効果を実感するのは早いと思います。
まとめ
水素水の育毛効果をご紹介しました。
薄毛の原因は様々なものがありますが、活性酸素はかなり大きな薄毛の原因であると管理人は考えています。
度々、薄毛はAGAも含め生活習慣病と同じだとお伝えしてきましたが、生活習慣が乱れているとすぐ活性酸素が過剰に発生するので、抜け毛が一気に増えてしまうのです。
特に喫煙とストレス、運動不足は、活性酸素を過剰に発生させる3大要因になっています。
上記以外でも食べ過ぎ、偏った食生活、寝不足なども活性酸素を過剰に発生させ、カラダを老化させるのです。
生活習慣を見直すとともに、水素水を使うことで効果的に悪玉活性酸素を除去することが出来ますので、薄毛の進行を止めたいのであれば水素水はオススメです。