ごま油は最強の育毛オイル?食べて良し、塗って良しの育毛効果6個!
香ばしい香りが特徴で、健康に良いと言われているごま油が薄毛にも効果が期待できると言われています。
ごまは食べても育毛効果があると言われていますが、ごま油にはごまをそのまま食べるよりもさらに高い育毛効果が見込めると言われています。
ごまとごま油の育毛効果の違いや、ごま油の育毛効果、ごま油の注意点などをご紹介します。
この記事の目次
ごま油が持っている6個の育毛効果
出典:RKB毎日放送
ごま油は含まれている成分によって、カラダの内側から育毛の効果を高める使い方と、マッサージオイルとして頭皮に直接塗ることで育毛の効果を高める使い方が出来るオイルです。
ごま油が持っている育毛が期待できる効果が6個あると言われていますので、それぞれ見て行きましょう。
血行促進
薄毛になる大きな原因のひとつとして挙げられるのが血行不良です。
髪の毛が成長したり、新しく生えてくるために必要な酸素や栄養素を毛乳頭細胞に運んでくるのが血液なので、血流が悪いと十分な量の酸素や栄養素が運ばれて来なくなり、抜けやすく弱い髪の毛になってしまうのです。
血行不良になってしまう原因として、運動不足や生活習慣の乱れ、食生活の乱れ、喫煙などで血液がドロドロになっていたり、冷え性だったり、毛細血管がなくなり血液が流れないゴースト血管になっていることが挙げられます。
ごま油に含まれている「リノール酸」「オレイン酸」「セサミン」の働きによって、悪玉コレステロールが抑制されますので、コレステロール値のバランスが整い、血液がサラサラになると言われています。
また、ごま油に含まれているビタミンEは、末梢血管を広げて血行を促進させる働きがあると言われていますので、毛細血管がゴースト化するのを防ぎ、血行を促進することで育毛に効果が期待出来ます。
抗酸化作用
薄毛になる大きな原因のひとつとして挙げられるのが活性酸素と老化です。
歳を重ねるごとに細胞が老化していき抜け毛が増えるのは仕方がないことですが、若くても過剰に増えすぎた活性酸素が細胞を老化させることで抜け毛が増えることがわかっています。
活性酸素は、呼吸をすると吸い込んだ酸素の2%~3%程度が活性酸素になり、カラダの中に侵入したウイルスや細菌を退治するという大切な役割を持っています。
しかし、紫外線や喫煙、運動不足、食生活の乱れ、生活習慣の乱れなどで活性酸素が過剰に発生してしまい、カラダに侵入したウイルスや細菌だけではなく、健康な細胞や血管まで攻撃してしまうことで、老化が進み薄毛が進行してしまうのです。
ごま油に含まれている「セレン」「ビタミンE」「セサミンを含むごまリグナン」の働きによって、過剰に増えた活性酸素を抑制することが出来ますので、活性酸素による老化を防ぎ、育毛に効果が期待できます。
肝機能の向上
薄毛と肝臓にはあまり関係がないように思われますが、実は髪の毛の主要成分であるタンパク質の合成を肝臓が行なっています。
お酒の飲み過ぎや、食生活や生活習慣の乱れなどで簡単に肝機能が低下してしまいますので、髪の毛の主要成分であるタンパク質の合成量も低下してしまい、原料不足で髪の毛が育たなくなったり、弱く抜けやすい髪の毛になったりします。
ごま油に含まれている「セサミン」は、胃や腸では分解されないので肝臓に届きやすく、アルコールの分解をする酵素や脂肪の分解をする酵素の働きを活性化したり、肝臓で発生する活性酸素を抑制する働きがあるため、肝機能の向上に効果があると言われています。
肝機能が向上すると、タンパク質の合成も正常に行なわれるため、髪の毛が成長するために十分なタンパク質が行き届き、抜け毛を減らすことが出来ます。
ホルモンバランスの調整
日本人男性の薄毛の原因のほとんどが男性型脱毛症であるAGAだと言われていますが、男性ホルモンであるテストステロンと還元酵素である5αリダクターゼが結びつくことで発症すると言われています。
AGA治療のための医薬品や育毛剤は、還元酵素である5αリダクターゼの働きを抑制するものが多いのですが、男性ホルモンであるテストステロンを抑制することでもAGAには効果があると言われています。
ごま油に含まれている「ごまリグナン」は、ファイトケミカルと呼ばれる植物由来の化学物質であり、女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きを持っていることがわかっています。
そのため、ごま油を摂取するとごまリグナンが女性ホルモンと同じような働きをすることでホルモンバランスが整い、育毛に効果があると言われています。
頭皮の保湿
頭皮の乾燥も抜け毛を増やす大きな原因のひとつだと言われています。
頭皮が乾燥してしまうと頭皮のバリア機能が衰えてしまい、髪の毛を生み出す毛乳頭細胞や毛母細胞がダメージを受けやすくなったり、頭皮が乾燥で固くなることによる血行不良で抜け毛が増えてしまうのです。
ごま油に含まれている「リノール酸」には、保湿効果があると言われていますので、ごま油を摂取することでも、頭皮に付けてオイルマッサージをすることでも、頭皮の保湿をしてくれるので育毛に効果が期待できます。
頭皮のクレンジング
頭皮が汚れていたり、毛穴が詰まることでも抜け毛が増えてしまうと言われています。
シャンプーを使って髪の毛や頭皮を毎日洗っていたとしても、毛穴に詰まった角栓(皮脂や老廃物)は意外と残ったままになっていることが多いものです。
ごま油に含まれているオレイン酸は、皮脂の成分に近いため頭皮に付けてマッサージすることで、オイルクレンジングとなり、毛穴に詰まった角栓も浮かび上がり、洗い流しやすくなるのです。
どれだけ血行を良くしても、栄養バランスのいい食事をしても、生活習慣を良くしても、医薬品や育毛剤で育毛に励んでも、髪の毛が出てくるための毛穴が詰まっていては、髪の毛も成長出来ませんので、頭皮のクレンジングは大切です。
ごま油の効果的な使い方
ごま油には、一般的によく使われている茶色のごま油と白いごま油があります。
含まれている成分はどちらも同じなのですが、茶色のごま油はごまを焙煎してからごま油にしているもので、白いごま油は生のままごま油にしているものになります。
ごま油の香ばしい香りは焙煎した香りになるので、白いごま油はほとんど香りがしません。
育毛のために食べるなら茶色いごま油、頭皮に付けるなら白いごま油にすると良いでしょう。
食べる
ごま油は植物油なので、今使っているサラダ油をごま油に変えるだけで育毛に効果が期待出来ます。
食材を炒める時に使うだけでなく、ノンオイルドレッシングに混ぜて使ったりしてもいいでしょう。
マッサージオイルにする
頭皮の保湿や、毛穴の角栓を取り除くためにも、ごま油をマッサージオイルとして使うことはオススメです。
アーユルヴェーダでも白ごま油を使っていて、頭皮のデトックスにも役立ちますので、白ごま油で頭皮のマッサージを行ないましょう。
ごま油を頭皮マッサージに使う場合は、100度まで温めてから使うとごまリグナンが活性化するのと、肌への浸透率がアップするので、ぜひ温めてから使って下さい。
- 太白ごま油を鍋に入れます
- 火にかけ90度を超えた所で火を止めます。
- ごま油は火を止めてもしばらくは温度が上がり続けます。
- 冷めたら、煮沸洗浄しておいた保存容器に移します。
頭皮をマッサージする手順は以下の通りです。
- お風呂の前に、キュアリング(火入れ)したごま油を小さじ2~3杯分を手に取り、頭皮になじませていきます
- 指の腹を使って優しく頭皮全体を動かすように、毛穴の奥までごま油が浸透するようにゆっくりマッサージする
- 頭頂部から側頭部、後頭部、生え際の順で、5分ほどマッサージする
- マッサージが終わったら5~10分ほど蒸しタオルを頭に巻くことで、毛穴の洗浄効果が高まったり、頭皮の保湿に効果的です
- シャンプーでごま油をしっかり洗い流す
- オレイン酸が頭皮や髪に残りやすいので、オイルの感じが残っているようなら、2度洗いをする
ごま油を使う時の注意点
ごま油は育毛に効果が期待できるスゴイ油なのですが、カロリーが高いため食べ過ぎには要注意です。
太ることでも抜け毛が増える可能性がありますので、育毛のためにごま油を食べているのに抜け毛が増えては本末転倒です。
育毛の効果を求めて大量に食べるのではなく、適量に抑えておくことも大切です。
また、ごま油をマッサージオイルとして使うなら必ずキュアリング(火入れ)はしましょう。
せっかく育毛の効果を期待して頭皮につけるのであれば、一手間かけるだけで効果がアップしますので、オススメです。
まとめ
ごま油が持っている6個の育毛効果をご紹介しました。
抜け毛が増える原因と言われている「血行不良」「活性酸素」「肝機能の低下」を同時に緩和してくれる食材や油は他にあまりないように思います。
ごま油を食べることと、頭皮のマッサージに使うことを両方行なっていくことで、ごま油の育毛効果が相乗効果で高まりますので、普通の茶色いごま油と、頭皮マッサージ用の白ごま油を準備するといいでしょう。
育毛剤などよりも安価に揃えられますので、効果を実感するまでには時間がかかりますが、カラダを整えることで根本的な育毛対策になります。
ぜひ、ごま油を日々の育毛対策のひとつとして取りれてみて下さい。