やらないなんてもったいない!寝ている間にできる育毛習慣
朝出かける前や、夜お風呂に入っている時、お風呂あがりなどに抜け毛対策を行なっている人は多いもの。
しかし、寝ている間にも育毛が出来ることを知っていて、しっかりと習慣にしている人は案外少ないものです。
見落としがちな部分も含め、睡眠中に出来る育毛のために習慣づけたほうがいいことをご紹介します。
この記事の目次
寝ている間に育毛が出来る
仕事が忙しいと睡眠時間も短くなりがちですが、睡眠不足は毛髪の成長を妨げたり、抜け毛を増やしたりします。
抜け毛を減らし、育毛をするなら最低でも5時間は睡眠時間を取らないと効果が半減していまいます。
その理由としては、寝ている間に行なわれる「休息・回復・成長」という3つの働きと関係しています。
毛髪や皮膚は、何もしていなくても紫外線や排気ガスなどで昼間にダメージを受けています。
このダメージを寝ている間に働く免疫機能や成長ホルモンなどで修復しているのです。
寝る時間が夜遅くなったり睡眠不足になると、毛母細胞の細胞分裂の機能が低下したり、ダメージの修復機能が低下してしまうため、毛髪の成長が遅くなったり、ヘアサイクルが乱れたり、抜け毛が増えたりするのです。
また、毛母細胞の細胞分裂は21:00頃にピークを迎えたあと、22:00~2:00頃に成長ホルモンが活発に分泌され、毛髪の成長を促すリズムを持っています。
成長ホルモンは睡眠中に活発に分泌されるため、この時間帯に起きていると成長ホルモンの分泌が少なくなってしまいますし、眠りについてから、およそ1時間くらいして成長ホルモンが分泌され始めますので、1:00に睡眠に入っても成長ホルモンが活発に分泌される時間帯は逃すことになってしまいます。
成長ホルモンは細胞を活性化し、毛髪だけでなく筋肉や臓器の修復や成長を促す働きとともに、タンパク質の合成を促進させる働きもありますので、毛髪の成長にとって欠かせない存在なのです。
また、寝ている間は血行が安定している状態なので、頭皮にも血液が行き渡りやすくなります。
頭皮の状態を健康に保つためにも、毛髪の成長に必要な栄養素を送り届けるためにも、睡眠中は育毛にとって大切な時間になります。
寝る前に必要な育毛のための5つの習慣
育毛のために睡眠は大切ですが、効果をさらに高めるために睡眠前にやった方がいい5つの習慣があります。
実践していることも多いかもしれませんが、5つすべてを取り入れることで、育毛の効果が高まります。
栄養バランスのいい夕食
毛髪が生えたり、健康に強く抜けにくい毛髪に育つためには栄養が必要です。
特に毛髪の成長に必要な栄養素は、タンパク質、ビタミン類、ミネラル類の3つです。
寝ている間に毛髪が元気に育つように、意識してメニューを考え食べるようにして下さい。
↓こちらの記事が参考になります。
海藻だけじゃない!育毛、発毛を促してくれる栄養満点の食事とは
寝る3時間前までに夕食を済ませる
ダイエットに興味のある人は聞いたことがあるかもしれませんが、寝る直前などに食べてしまうとカラダに蓄積される脂肪の量が増えてしまいます。
太ってしまうと、皮脂の分泌量も増えてしまい抜け毛を増やす可能性が高まりますので、寝る直前の食事は出来るだけ控えましょう。
また、寝る時に胃の中に大量の食べ物が残っていると、消化活動のため胃が動き続けてしまい寝付きが悪くなってしまいますし、人間が一番体力を消費するのが消化活動なので、朝起きた時に疲労感が残っていたり、眠りの質が落ちて疲れやすくなったりします。
仕事などで、どうしても寝る直前に食べる事になる場合は夕方あたりにヨーグルトやフルーツ、おにぎりなどを軽く食べておき、帰ってから野菜などの具が多いスープやバナナなどを使ったスムージー、雑炊など消化に良さそうなものを食べるようにするといいでしょう。
ちなみに、夕食を抜いてしまうと毛髪の成長に必要な栄養素が摂れないばかりか、脳が栄養不足だと思い込み脂肪を溜め込みやすい体質に変わってしまったり、空腹の状態では寝付きが悪くなったり、睡眠の質が落ちる可能性がありますので、どんなに忙しくても食べるようにして下さい。
寝る4時間前以降はカフェインが含まれる飲み物を飲まない
コーヒーや緑茶に含まれるカフェインですが、眠気覚ましの効果があるのはご存知ですよね。
睡眠の質を高めるためには、やはり寝る前のコーヒーなどは避けたいところ。
普段からよくコーヒーを飲まれる人は耐性が出来るようで、寝る前に飲んでもぐっすり眠れる人が多いようです。
寝る前に飲んだことで寝付きが悪いかなと思ったら、カフェインの効果で興奮状態になっていますので寝る直前のカフェインが含まれる飲み物は避けましょう。
頭皮を清潔にしておく
毎日お風呂に入る人の方が多いとは思いますが、毎日お風呂に入っていても頭皮をキレイに洗えているかは別問題なことをご存知ですか?
洗浄力の強い市販のシャンプーを使っている場合は、キレイにしすぎることで皮脂が大量に分泌されてしまい、毛穴が詰まりやすくなって抜け毛が増えてしまいます。
育毛シャンプーなどの頭皮にいいシャンプーを使っている場合でも、毛穴に詰まった老廃物や皮脂などは落としにくいため、表面だけがキレイになり、毛穴は詰まったままになっていることが多いもの。
抜け毛が増える理由として毛穴の詰まりがありますので、頭皮をマッサージするように毛穴の汚れを押し出すように、やさしく時間をかけて頭皮を洗っていくことが大切です。
また、シャンプーが終わったあとに倍くらいの時間をかけて丁寧にすすぐことも必要です。
シャンプーが残ってしまうと、頭皮の環境が悪化しやすくなってしまうため、念入りにすすぎ洗いをしましょう。
必ずドライヤーで乾かす
お風呂あがりにドライヤーを使わず自然乾燥してしまう男性は多いもの。
しかし、頭皮が生乾きの状態の時間が長くなると雑菌が繁殖しやすくなってしまうため、抜け毛を増やしてしまいます。
そうならないためにも、お風呂あがりには必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。
乾かす時に注意して欲しいのが、ドライヤーを1箇所にあてすぎて熱くなってしまうこと。
熱風を長時間あててしまうことで、毛髪や頭皮が乾燥してしまいダメージを受けてしまうと、逆に抜け毛を増やすことになってしまいます。
ドライヤーを常に動かし続けて熱くなることを避けながら乾かすか、専用のスカルプドライヤーを使うことで毛髪や頭皮にダメージを与えることなく乾かすことが可能です。
枕を使って寝る場合
寝る時に枕を使う人のほうが多いと思いますが、育毛のために以下の点に注意する必要があります。
- 枕カバーは、いつも清潔に保つ
- 通気性のいい枕を使う
- 自分にあった枕を使う
枕カバーは見た目ではわかりづらいのですが、汚れやすく雑菌やダニの死骸でいっぱいな場合が多いのです。
もし1週間以上同じ枕カバーを使用されているのなら、すぐに交換するか洗ってキレイにしましょう。
汚れた枕カバーを使っていると、雑菌やダニの死骸が頭皮や毛髪に付着して、頭皮の環境を悪化させてしまい抜け毛を増やす原因になってしまうのです。
最低でも3日に1度は、洗って清潔にするか、洗ってある枕カバーに交換することをオススメします。
また、通気性の悪い枕を使っていると枕に密着している頭皮が寝ている間にムレてしまいます。
ムレも抜け毛を増やす原因ですので、通気性に優れた枕を使うようにしましょう。
枕の形や柔らかさ、高さが自分に合うものを使うことが大切です。
自分に合ったものを使わないと、起きた時に肩や首が凝っていたり、背中が痛くなることがあります。
これは、寝ている時に首や肩が圧迫されたり、不必要に力が入ったりすることで血行が悪くなり、カラダが硬くなることから起こる現象です。
血行が悪くなるということは、頭皮に血液が流れにくいということでもありますので、毛髪の成長に必要な栄養素も届きにくいため、抜け毛を増やしてしまう可能性があります。
育毛のための睡眠には、朝起きた時に違和感なく、しっかり睡眠が取れる自分に合った枕選びがとても大切になります。
枕を使わずに寝る場合
枕を使わずに寝ることが育毛にいいと言われることがあります。
これは人によって違いがあるようで、枕を使うことで首や肩に負担がかかる場合に枕をしないことで血行を良くするというものです。
だいたい2週間程度枕を使わずに寝ることで、カラダにかかる負担や睡眠の質がどう変わるかわかります。
枕をしない方が、カラダが楽になったり、ぐっすり眠れたと感じる場合は、枕をしない方が睡眠の質が上がり育毛にも効果的です。
逆に、首や肩、腰などが痛くなったり、眠りが浅いと感じる場合は、枕を使うほうが睡眠の質が良く、育毛に効果的だということです。
枕なし睡眠は、人によって合う合わないがありますので、まずは2週間試してみてから判断して下さい。
まとめ
寝ている間は、育毛に関することは出来ないと思われがちですが、しっかり準備することでかなり効果を出すことが出来ます。
この記事でご紹介した習慣は、健康のためにもいい習慣ですので、取り入れて継続することでしっかり習慣化して下さい。
カラダの健康と頭皮の健康は密接な関係にありますし、抜け毛も減って育毛に効果を発揮してくれます。