薄毛の進行を止める方法とは?今すぐ始めるべき5個の効果的な対策
鏡を見るたびに髪の毛が薄くなってきたとか、生え際が後退しているかもと気になり始めると、薄毛の進行を止める方法を知りたくなりますよね。
でも、とりあえず対策を知っておくだけで、今はまだ大丈夫だからと後回しにすると、後から後悔することになるかもしれません。
薄毛が気になりだしたら、一刻も早く何かしらの対策を始めるべきなのです。
この記事では、まだ薄毛が初期段階の人が薄毛の進行を止める方法をご紹介します。
この記事の目次
薄毛が気になったら、まずは原因を知ること
薄毛と一口に言っても、さまざまな薄毛のタイプがあります。
また、髪の毛が薄くなる原因もさまざまなものが考えられるのです。
なので、薄毛のタイプや髪の毛が薄くなる原因に沿った対策をしていかないと、せっかくの努力も意味がなかったということにもなりかねません。
それぞれ見て行きましょう。
AGAを原因とする薄毛
AGAとは男性型脱毛症のことで、薄毛に悩む人の大多数はAGAが原因になっていると言われています。
AGAは、大きく分けて3通りの薄毛のタイプがあります。
M字型
額の生え際から髪の毛が後退していくのが特徴のM字型は、左右の生え際から薄くなっていき、真ん中が残るタイプです。
AGAが進行していくと、頭頂部からも薄くなっていき、側頭部と後頭部以外は髪の毛が残らなくなります。
額の生え際は毛細血管が少ないため、AGAの中でも治療の効果が出にくいと言われているのがM字型の特徴です。
O字型
頭頂部から髪の毛が薄くなっていくのが特徴のO字型は、頭頂部から丸く薄毛になっていき、次第に薄毛の面積が広がっていくタイプです。
AGAが進行していくと、側頭部と後頭部以外は髪の毛が残らなくなります。
普通に鏡を見ているだけでは気が付きにくい場所から薄毛が始まるため、あれ?と気付いた時にはけっこう薄毛が進行していることが多いのがO字型の特徴です。
U字型
額の方から薄くなっていくのが特徴のU字型は、前頭部が生え際から後退していき、薄くなっていくタイプです。
AGAが進行したM字型やO字型も、U字型になっていくため、AGAとしてはかなり深刻なタイプと言えるのがU字型の特徴です。
脂漏(しろう)性脱毛症を原因とする薄毛
脂漏(しろう)性脱毛症は、頭皮の皮脂が過剰分泌されてしまい、毛穴が炎症をおこしたり、毛穴が詰まることで薄毛になっていきます。
ホルモンバランスの乱れや、生活習慣の乱れなどで発症します。
粃糠(ひこう)性脱毛症を原因とする薄毛
頭皮環境が悪化して出ることが多いフケが、毛穴などを塞ぎ雑菌やウイルスなどが繁殖することで炎症を起こし、薄毛になっていきます。
頭皮の乾燥や、頭皮の角質に異常があるとフケが大量に発生するため、発症します。
生活習慣の乱れを原因とする薄毛
偏った食事や短い睡眠時間、間違った洗髪方法、ストレス、喫煙、運動不足など、長年の生活習慣の乱れによって、薄毛になっていきます。
生活習慣が乱れたままにしておくことで、AGAや他の脱毛症を引き起こすことも多いため、薄毛の原因としては一番大きいと管理人は考えています。
一刻も早く始めるべき、薄毛の進行を止める5個の対策
4つの薄毛の原因をご紹介しましたが、薄毛が初期段階であれば生活習慣を見直すことで、薄毛の進行を止められます。
すぐにでも始めるべき対策を見て行きましょう。
自分に合ったシャンプーで丁寧に洗髪する
洗浄力が強い市販のシャンプーを使うと薄毛が進行すると言われることが多いのですが、頭皮が脂っぽいタイプの人は洗浄力が強いシャンプーを使ったほうがいいでしょう。
頭皮に老廃物や皮脂が残ったままだと、毛穴が詰まったりして頭皮が炎症を起こしやすくなりますので、抜け毛が増える原因になってしまいます。
乾燥肌や敏感肌の人は、洗浄力が弱いアミノ酸系シャンプーを使うことをオススメします。
極力頭皮への刺激を少なくしたり、皮脂を落としすぎないことが大切なので、市販の洗浄力が強いシャンプーを使うと抜け毛が増える可能性が高まります。
自分に合ったシャンプーを選んだら、丁寧に洗髪しましょう。
オススメの洗い方は以下の通りです。
- 髪の毛をシャワーで十分洗い流す
- シャンプーを手に取り、手で十分に泡立てる
- シャンプーが泡立ったら、髪の毛につけて指の肌を使って優しく頭皮全体に伸ばす
- シャンプーが頭皮に行き渡ったら、優しく5分くらい頭皮をマッサージする
- マッサージが終わったら、5分くらいかけて丁寧にすすいでシャンプーを落とす
栄養バランスのいい食事を心がける
仕事が忙しいと、ついついインスタント食品や外食で食事を済ませてしまいがちです。
しかも、好きなものを頼みがちなのでメニューが似通ったものばかり食べてしまうことが多いものです。
髪の毛は当然ですがカラダの一部なので、食べたものによって形作られます。
肉や魚、野菜など多くの食材をバランス良く食べることで、カラダにも髪の毛にも必要な栄養素を摂取することが出来ます。
理想的なのは、和食で小鉢が複数あって、いろいろな食材の料理を楽しめる食事です。
タンパク質、ビタミン類、ミネラル類が、髪の毛を成長させるために必要なので、食事には特に意識を持って食べるものを選ぶことが薄毛の進行を止めるために重要です。
以前は、厚生労働省が1日30品目を食べましょうと言っていましたが、そこまでではないにしても、何を食べるとバランス良く栄養素が摂取出来るのかを考えて食べることが大切です。
腸内環境を整えることも薄毛の進行を止めるためには必要なことなので、味噌や納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品も欠かさないようにしましょう。
睡眠時間を大切にする
残業が多いと睡眠時間を削ってしまいますが、髪の毛が一番成長するのは眠っている間なので、しっかりと睡眠時間を確保することが薄毛の進行を止めるためには重要です。
特に22:00から2:00の間に成長ホルモンが活発に分泌されるため、この時間帯に眠っていることはとても大切です。
とはいえ、仕事をしていると22:00に眠るのは難しい場合も多いので、0:00までには眠り始めるようにしましょう。
適度に運動する
営業職で歩き回る人やカラダを動かす仕事をしている人は、あまり気にする必要はないかもしれませんが、デスクワークが中心の仕事をしていると運動不足になりがちです。
運動不足と薄毛には関係がないように思えるかもしれませんが、運動不足の人は血行が悪く、カラダも固くなりがちなので、血行が悪いのです。
血行が悪いと、髪の毛の成長に必要な酸素や栄養素が十分に毛乳頭細胞や毛母細胞に送り届けられないので、薄毛が進行してしまうのです。
薄毛の進行を止めるための適度な運動とは、ウォーキングなどの有酸素運動のことです。
1日30分でも有酸素運動をすることで、以下の効果が見込めます。
- 血行が良くなる
- AGAの原因物質だと言われているジヒドロテストステロン(DHT)が抑制される
- 髪の毛に必要なタンパク質を生成する肝機能の向上
- 新陳代謝の促進(毛母細胞の活動が活性化する)
- SOD(スーパーオキサイドジスムターゼ)という活性酸素を無害化することが出来る酵素が活性化する
禁煙する
タバコを吸っていないなら関係はありませんが、もしタバコを吸っているのなら今すぐに禁煙すべきです。
タバコを止めることのストレスで薄毛が進行すると言う人もいますが、一時的なものです。
それよりもタバコを吸い続けることの害の方が深刻なのです。
タバコを吸うことで、ビタミン類が大量に消費されたり、カラダを老化させる活性酸素が大量に増えてしまったり、血管が収縮することによって血行が悪くなるのです。
薄毛の進行を本気で止めたいと考えているなら、今すぐ禁煙して下さい。
AGAの場合は、薄毛の進行を止める対策だけでは不十分
薄毛の進行を止める5個の対策をご紹介しましたが、もしあなたがAGAを発症しているのであれば、この5個の対策だけでは不十分となります。
それは、AGAが進行性の病気だからです。
気になっている薄毛が、M字型やO字型、U字型であれば、AGAの専門クリニックで診察を受けることをオススメします。
診断の結果、AGAではないという可能性もありますし、AGAであれば薬を処方してもらい、治療をすぐにでも始めるべきです。
早めに手を打たなければ、どちらにしても薄毛はどんどん進行してしまい、手遅れになっていたということも十分にありえるのです。
まとめ
薄毛が気になり始めたら、今が薄毛を止めるためのタイミングではないでしょうか。
管理人は、薬が苦手だったのと、AGAではなかったので生活習慣の見直しとシャンプー時のマッサージで、1年経過した時点でだいぶ髪の毛が太くなり、心持ち髪の毛も増えて、見える地肌も少なくなってきました。
薄くなっていくスピードは早いのですが、回復するのには年単位の時間がかかるように思えます。
対策を始めたのが、地肌が見えてきたというタイミングだったのが良かったと思うのですが、もう少し薄くなった時点で始めていれば、まだまだ回復していなかったと思います。
1日でも早く、あなたの薄毛の進行が止まるように参考になれば。