梅干しの育毛効果がスゴイ!1日1個食べることで抜け毛が減る?!
日本人にはおなじみの梅干しですが、昔から健康のために毎日食べましょうと言われてきました。
この梅干にスゴイ育毛効果もあることがわかっています。
梅干しが持っている育毛効果とは何か、育毛効果を高めるための食べ方や注意点などをご紹介します。
この記事の目次
梅干しが持っている育毛効果
梅干しは昔から健康にとって高い効果を持っている食べ物として紹介されてきました。
梅干しのさまざまな健康効果が知られていますが、梅干しの育毛効果は主にクエン酸がもたらしてくれます。
それぞれ見て行きましょう。
血行促進
薄毛を進行させる大きな原因のひとつとして、血行不良が挙げられます。
元気で健康な太く抜けにくい髪の毛を育てるためには、酸素と栄養素が血液にのって頭皮や毛母細胞に送り届けられる必要があります。
血行が悪くなっていると、頭皮や毛母細胞が栄養不足や酸素不足になって抜け毛が増えていき、薄毛が進行してしまいます。
血行が悪い時は、食事や生活習慣などで血液がドロドロになっているのですが、この時は血液のpHが酸性に傾いています。
梅干しはアルカリ性の食べ物になりますので、食べることで血液のpHを弱アルカリ性に変えていき、血液をサラサラにして血行を促進してくれるのです。
抗酸化作用
薄毛を進行させる大きな原因のひとつとして、活性酸素が挙げられます。
紫外線を浴びたり、タバコを吸ったり、食品添加物が多い食べ物を食べたり、運動不足だったりすることで、活性酸素はカラダの中に過剰に発生してしまいます。
活性酸素は、カラダの中に侵入したウイルスや細菌を退治する働きを持っているのですが、過剰に増えすぎると健康な細胞まで攻撃してしまうので、細胞が傷ついたり、酸化したりして、老化し機能を低下させるので、抜け毛を増やしてしまうのです。
梅干しには、梅リグナンという抗酸化作用のある植物性ポリフェノールが含まれています。
また、梅干しに含まれるクエン酸の働きとしてミネラル類を包み込み吸収されやすくするキレート作用があるのですが、その時にシネルギスト(協作剤)と呼ばれる抗酸化作用を発揮します。
梅リグナンとシネルギストの相乗効果で、過剰に増えた活性酸素を除去することで細胞が傷ついたり、老化したりすることで抜け毛が増えることを防止するのです。
肝機能の向上
育毛と肝機能はあまり関係がないように思えますが、実は髪の毛の主要成分であるタンパク質を合成するという大切な機能を肝臓が担っています。
お酒を飲みすぎたり、食べ過ぎたり、タバコを吸ったり、食品添加物が多い食べ物を食べたり、甘いものや脂っこいものを食べたり、抗生物質などの薬を飲むことで肝臓に負担がかかります。
時々なら肝機能が低下することはないのですが、いつもこうした食生活や生活習慣を送っているのなら、肝臓に負担がかかりすぎて肝機能が低下してしまい、抜け毛を増やしている可能性があります。
また、肝臓はタンパク質を合成するだけではなく、解毒作用や脂肪の分解作用も持っていますので、肝機能が低下してしまうと、血液の中に解毒出来なかった毒素が溜まったり、分解できなかった脂肪が悪玉コレステロールとなり、血液をドロドロの状態にして血行が悪化してしまうのです。
梅干しを食べることで、クエン酸などの働きで肝機能を向上させることが出来ますので、育毛の効果が期待出来ます。
ミネラル類の吸収率向上
育毛のためには亜鉛などのミネラル類が欠かせないのですが、実はミネラル類は食べ物やサプリメントで摂取しても吸収されにくいという性質を持っています。
ミネラル類が金属であるため、酸化しやすくカラダに吸収されにくい上に、食物繊維などと一緒に食べることで吸収率がさらに下がったり、繊維と一緒にカラダの外に排出されてしまうからです。
梅干しに含まれているクエン酸には、ミネラルを包み込んで酸化を防ぎ、カラダがミネラル類を吸収しやすくするキレート作用がありますので、育毛に効果が期待できます。
代謝機能の向上
梅干しを食べることで唾液が多く出ますが、唾液の中に「パロチン」という成長ホルモンが含まれています。
このパロチンは頭皮の新陳代謝を活発にすると言われていますので、唾液が出れば出るほど頭皮が健康になると言えます。
パロチンは加齢によって分泌量が減っていくので、積極的に唾液を出すようにしたいものです。
梅干しの酸っぱさで唾液は多く出ますが、それ以外にも食事のときによく噛むと唾液は多く出ます。
ダイエットなどをする時に1口で30回噛むと良いと言われますが、育毛のためにも1口で30回噛むようにすると、頭皮の新陳代謝が活発になって育毛に効果が期待出来ます。
梅干しを食べると有酸素運動と同じ効果あり?
育毛のためには、有酸素運動をすることで筋肉を動かし、活性酸素を減少させたり、新陳代謝を促進したり、AGAの原因物質であるジヒドロテストステロン(DHT)を抑制したりすることが大切です。
たとえば、1日30分程度のウォーキングをするとか、ランニングをするとか、手軽なところでは自宅でラジオ体操をするなど、有酸素運動はある程度時間を取ってカラダを動かすことが必要です。
ところが、梅干しを食べることで有酸素運動をしたのと同じ効果があるという研究結果が発表されています。
梅果実成分を摂取した場合(3)、特別な運動をしなくても、有酸素運動を継続した場合(2)と同様な遺伝子の変化が起こり、遅筋化に関わるPgc1-βが通常飼料を摂取した場合(1)と比べて増加することが分かりました。
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社と近畿大学生物理工学部の矢野史子教授、白木琢磨准教授と共同で行なった梅果実成分を継続摂取した場合の実験結果ですが、運動をしなくても筋肉が増加するという驚きの結果になっています。
筋肉に注目した実験なので、実際に有酸素運動がもたらす育毛効果に結びつくかは未知数ですが、どうしても時間が取れずに運動が出来なければ梅干しを継続して食べることで筋肉の衰えは回避出来るかもしれません。
梅干しの効果的な食べ方
梅干しはそのまま食べることが当たり前なので、特別な食べ方があるのかと疑問に思われるかもしれませんが、あります。
トースターなどで梅干しを焼くことで、少量ではありますがムメフラールという成分が梅干しの中に出来ます。
青梅をすりおろして煮詰めた梅肉エキスの中に多く含まれているムメフラールは、血液をサラサラにする効果がとても高く、血行促進作用が強いのです。
血液がドロドロで血行不良が気になっているのなら、焼いた梅干しと普通の梅干しを一緒に食べるとクエン酸とムメフラールの相乗効果で血行がさらに良くなります。
ムメフラールの血液サラサラ効果を十分に引き出したいなら、梅肉エキスを購入し、梅干しと一緒に食べることをオススメします。
梅干しの注意点
育毛効果や健康効果に優れる梅干しに注意点があるのかと思ってしまいますが、梅干しには塩が使われていますので大量に食べてしまうと塩分の過剰摂取になってしまいます。
塩分の過剰摂取は生活習慣病を引き起こす原因になっていますので、梅干しは1日に1個~2個程度にしておくのが安心だと思います。
また、梅干しはスーパーなどどこでも売られているので手軽に購入することが出来ますが、食品添加物が大量に含まれているものが多く出回っています。
食品添加物は、せっかく摂取したビタミン類やミネラル類の吸収を阻害する働きを持っていますし、肝臓に解毒のための負担をかけてしまいます。
育毛のために梅干しを食べるのであれば、無添加で梅と塩とシソだけで作られた梅干しを選ぶようにしましょう。
まとめ
梅干しが持っている育毛効果と育毛効果を高める食べ方をご紹介しました。
管理人は酸っぱい食べ物が苦手だったのですが、育毛効果があるとわかって梅干しを毎日食べるようになりました。
梅干しに含まれているクエン酸が、カラダを健康にしてくれるクエン酸サイクルを正常に回してくれるので、以前に比べて健康になったような感じがします。
梅干しが直接育毛してくれるわけではありませんが、育毛しやすいカラダにしていくことは大切なので梅干しを毎日食べることはオススメです。